夏休みが始まって、毎日子どもたちの宿題を見るようになった。
そこで改めて感じたことがある。
同じ親が育てている兄弟なのに、宿題への向き合い方が本当に違う。
長男は一人で黙々と進めるタイプ。
次男は隣で一緒に進むことが必要なタイプ。
前は「兄弟なんだから同じように教えればいい」と思っていた。
でも、実際はそうじゃなかった。
その子に合う方法は、それぞれ違う。
今年の夏休みも、子どもたちからたくさんのことを教えてもらっている。
長男は、自分のペースで集中したいタイプ
長男は、宿題を始めるまでに少し時間がかかることがある。
でも、始まると早い。
夏休みのドリルも、気づけば数日で終わらせていた。
「もう終わったの?」
と思わず聞いてしまうくらい。
ただ、長男には長男なりのこだわりがある。
答え合わせは、一ページごとではなく、問題を全部解き終わってから一気に丸付けしたい。
途中で確認するより、最後まで自分の流れで進めたいらしい。
だから私は、
「終わったら見せてね。」
くらいで見守っている。
横からあれこれ言うより、自分のペースで集中できる環境の方が力を発揮する。
最近は鉱石に夢中で、自由研究も自分から、
「奈良県の川に行って石を探したい。」
と言い出した。
図鑑を見たり、インターネットで調べたり。
興味を持ったことへの集中力は、本当にすごいと思う。
好きなことを見つけた時の長男の行動力には、いつも驚かされる。
そんな長男を見ていると、
「この子は、この子のやり方でいいんだな。」
と思う。
長男に必要なのは、手を出すことではなく、安心して任せてもらえる環境なのかもしれない。
次男は、一緒に進むことが必要なタイプ
一方、次男は長男とは全く違う。
宿題は、まず始めるところからサポートが必要。
「宿題しよう。」
声をかけても、
「あとで。」
「今は嫌。」
となる日もある。
やっと机に向かっても、一気に進めるのは難しい。
少し解く。
丸付けをする。
間違えたところを一緒に確認する。
また少し進める。
そんな繰り返し。
タイマーをセットして、
「ここまでやったら休憩しよう。」
と区切ることもある。
長時間頑張るより、小さく区切った方が取り組みやすい。
休憩を挟むことで、また机に戻れることも増えた。
次男の場合は、問題が解けるかどうかだけではない。
「宿題を始める」
「気持ちを切り替える」
そこにも大きな力を使っているんだと思う。
だから次男には、
「頑張ってやって。」
ではなく、「一緒にやろう。」
が合っている。
同じ宿題でも、必要なサポートは全然違う。
「同じ」が正解じゃないと気づいた
子どもが生まれたとき、私は「自分が育ってきたやり方」が当たり前という考えに、どこかしっくりこなかった。
宿題は毎日するもの。
分からなかったら教えてもらうもの。
頑張ればできるようになるもの。
そんなふうに育ってきたし、親世代からも「自分がされてきたように育てればいい」と言われることもあった。
もちろん、それが正しいと思う部分もある。
でも、どこか違和感があった。
「それだけで本当にいいのかな。」
親がしてくれたことには感謝している。
でも、それがすべての子どもに当てはまるとは思えなかった。
だから育児雑誌を読んだり、本を手に取ったり、教育番組を見たり。
「この子たちには何が合うんだろう。」
そんなことを考えながら、毎日手探りで子育てをしてきた。
それでも、頭では分かっていることが、実際にはできない。
「長男には長男のやり方がある。」
「次男には次男のやり方がある。」
そう思っていても、うまく関われない日がある。
それが育児の難しさなんだと思う。
次男が生まれたとき、ひとつだけ決めていたことがある。
それは、
「お兄ちゃんはできたよ。」
この言葉だけは言わないこと。
兄ができたからといって、弟も同じようにできるとは限らない。
兄弟でも、性格は違う。
得意なことも苦手なことも違う。
見えている世界だって違う。
だから比べても意味はない。
そう思って子育てをしてきた。
……でも、正直に言うと、それも簡単じゃない。
「比べない。」
そう決めていても、ふと心の中で比べてしまう自分がいる。
そして、そんな自分に気づいて反省する。
育児って、子どもを育てる時間でもあるけれど、親である私自身が育てられている時間でもあるのかもしれない。
親の私も、アップデートしていきたい
子育てをしていると、「昔はこうだった」という経験だけでは足りないことがあると感じる。
自分が子どもの頃に当たり前だったこと。
自分が教えてもらったこと。
それが今の子どもたちに、そのまま合うとは限らない。
時代も違う。
育つ環境も違う。
そして何より、子どもたちは私とは別の一人の人間。
同じ兄弟でも、性格も違う。
得意なことも苦手なことも違う。
物事の見え方や、受け取り方も違う。
だから、「私ならこうする」だけでは届かないことがある。
親になったら、自然と子どものことが分かるようになると思っていた。
でも実際は、毎日が新しい発見の連続だった。
昨日うまくいった方法が、今日はうまくいかないこともある。
長男には合った方法が、次男には合わないこともある。
そのたびに、
「じゃあ、この子には何が合うんだろう。」
と考える。
試してみる。
うまくいかなかったら、また変えてみる。
その繰り返し。
育児って、子どもを育てる時間でもあるけれど、そのたびに「親としてどうありたいか」を試されている時間なのかもしれない。
「その子に合う学び方」を探していきたい
宿題を見ていると、勉強はただ机に向かう時間ではないんだと感じる。
集中しやすい環境。
理解しやすい説明。
取り組みやすい量。
安心して挑戦できること。
その子によって必要なものは違う。
次男の学習について悩んでいた時も、「学年通りに進めることだけが正解ではない」と気づいた。
小学3年生だから、3年生の内容をすべて同じように進める。
それが必ずしも、その子に合っているとは限らない。
分からないところまで戻る。
できるところから積み重ねる。
「分かった」「できた」という経験を増やす。
それも大切な学び方なんだと思う。
以前、次男の家庭学習について調べていた時に知ったのが、株式会社タオのデジタル教材【天神】だった。
学年ではなく、理解度に合わせて学習を進められる「無学年方式」という考え方。
その子に合わせて進められるという点が、次男には合うかもしれないと思った。
実際に利用したわけではないけれど、
「みんなと同じペースじゃなくてもいい。」
「その子に合う学び方を選んでもいい。」
そう思える選択肢を知れたことは、私にとって大きな気づきだった。
以前の記事にも詳しく書いているので、家庭学習で悩んでいる方は読んでもらえたらと思う。
▶︎ 次男の家庭学習について、天神を知ったきっかけを書いた記事
夏休みは、親の私も学ぶ時間
夏休みは、子どもたちが成長する時間。
そう思っていた。
でも実際は、親の私も一緒に成長させてもらっている時間なのかもしれない。
宿題ひとつでも、
「どうしてできないんだろう。」
ではなく、
「どうしたら取り組みやすくなるんだろう。」
と考えるようになった。
もちろん、毎日余裕があるわけではない。
忙しい日もある。
何度声をかけても動いてくれなくて、イライラしてしまう日もある。
「もう自分でやってよ。」
と思ってしまうこともある。
でも、そんな自分に気づいた時、
「この子に合う方法を、もう一度考えてみよう。」
と思い直す。
親だから何でも知っているわけじゃない。
子どもたちに教えてもらいながら、私も少しずつ親として成長している。
この夏休みも、そんなことを感じる毎日。
今年もまだまだ学び中。
あと1か月ある夏休み。
子どもたちに置いていかれないように、私も試行錯誤していきたい。
子どもたち一人ひとりに合う関わり方を探しながら、一緒に成長していけたらいい。






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