「リスペリドンを飲み始めて2か月目。ASD気質の次男に感じた小さな変化」

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薬を飲み始めて約2か月。

「劇的に変わった?」

そう聞かれたら、正直まだ分からない。

それでも、小さな変化はいくつかあった。

薬を始めるまでに迷ったこと、実際に飲み始めて感じたこと、副作用や生活の変化。

今の記録として残しておこうと思う。

薬を始める前、一番困っていたこと

次男はASDの特性もあって、感情が一度高ぶると、自分でも止められなくなることがある。

癇癪は毎日ではない。

何もない日もあれば、1日に2〜3回ある日もあった。

始まると30分では終わらない。

長いと1時間以上続くこともあった。

何度声をかけても、自分の叫び声で親の声が耳に入らない。

「落ち着こう。」

「こっちを見て。」

そう言っても届かない。

本人もどうしたらいいのか分からないように見えた。

一番心配だったのは危険な行動。

夜、一人で外へ出ようとしたり、道路へ飛び出そうとしたり。

暴言や暴力が兄弟に向くこともあって、家族みんなが振り回される毎日だった。

薬を始めるか、少し迷った

主治医からリスペリドンを勧められた。

長男も薬を飲んでいるので、「薬は飲んですぐに効くものではない」ということは分かっていた。

でも、迷いはあった。

「まだ早いんじゃないかな。」

そんな気持ちも少しあった。

もう一つ気になっていたのは、次男の想像力。

次男は妄想の世界で遊ぶことが大好き。

一人で物語を作って笑っていることもある。

それも次男らしい個性の一つだと思っていた。

もし薬で、その世界までなくなってしまったら…。

それは少し寂しい気がした。

そしてもう一つ。

「薬って何のために飲むの?」

もし次男にそう聞かれたら、私は何て答えればいいんだろう。

そんなことも考えていた。

でも、主治医の一言で気持ちが変わった。

「感情の波が大きくて、それが長く続くのは本人にとってもしんどいと思う。」

その言葉を聞いて、

「あぁ、親が困っているだけじゃないんだ。」

そう思った。

本人が少しでも楽になるなら、一度試してみよう。

そう思って飲み始めることにした。

初めて飲んだ日の反応

薬はOD錠。

水がなくても飲めるタイプだった。

次男は嫌がることもなく、

「ふーん。」

という感じ。

拍子抜けするくらい普通だった。

今でも薬は自分から飲むというより、声をかけないと忘れてしまう。

眠ってしまって飲めない日もたまにある。

でも、「飲みたくない」と言ったことは一度もない。

1か月後の受診

まずは0.5mgからスタート。

約1か月後に受診した。

感情の高ぶりは、まだある。

切り替えも簡単ではない。

親から見ると、大きく変わった感じはなかった。

でも、一時期気になっていた物を持ってきてしまう行動は最近見られなくなっていた。

先生に家庭での様子を伝えると、

「少し増量してみようか。」

という話になった。

ADHDの症状にはコンサータという薬もあるそうだけど、流通制限の影響で今は新しく始められないらしい。

まずはリスペリドンを少し増量して様子を見ることになった。

学校や療育では変化なし

薬を始めるとき、学校や療育の先生にもお願いをしていた。

「何か変化があったら教えてください。」

でも、この2か月は特に大きな変化はなかったそう。

眠そうにしている様子もなく、学校生活も普段どおり。

もともと学校や療育では頑張れるタイプ。

だから外では落ち着いて見えても、家に帰ってくると気持ちがあふれてしまうことが多い。

薬の効果を見るなら、わが家では家庭での様子が一番分かりやすいのかもしれない。

少し変わってきたこと

「薬が効いた!」

そんな実感は、まだない。

でも、小さな変化はある。

癇癪そのものはなくなっていない。

暴言や兄弟への暴力も、まだある。

ただ、一度始まると1時間以上続いていたものが、最近は30分くらいで落ち着くことが増えた気がする。

切り替えも、ほんの少しだけ早くなったように感じる。

そして、お菓子への執着も少し落ち着いてきた。

最近は夜ご飯を早めに作るようにしている。

以前は学校から帰るとすぐおやつを食べて、夜ご飯があまり食べられなかった。

「先に夜ご飯を食べて、そのあとおやつにしよう。」

そう伝えても、前なら大騒ぎだった。

でも最近は、大きく駄々をこねることなく受け入れてくれる日が増えてきた。

食欲はかなり変わった

増量してから、一番変化を感じたのは食欲。

もともと次男は少食。

おやつばかり食べて、ご飯はあまり進まないタイプだった。

体も小さく、3歳の末っ子と服を共有できるくらい。

もちろん次男は少しピチピチ、末っ子は少しダボっと着る感じだけど(笑)。

それが最近は、

「おかわり!」

と言うことが増えた。

顔も少しふっくらしてきた。

体重を測ると、20.7kgだった体重が24.7kgに。

約2か月で4kg増えていた。

リスペリドンには体重増加の副作用があると聞く。

これが薬の影響なのか、成長なのか、それとも食生活が変わったからなのか。

そこは正直分からない。

でも、今まで細くて食べないことを心配していた私にとっては、ご飯をしっかり食べられるようになったことは安心材料でもある。

今後も体重の変化は見ながら、先生と相談していこうと思う。

家族にも少し変化があった

家の中が急に穏やかになったわけではない。

兄弟げんかもある。

パパとの相性も相変わらず。

でも、感情が爆発している時間が短くなったことで、不穏な空気が続く時間は少し減ったように思う。

以前は癇癪のたびに長い話し合いになっていた。

その時間が少し短くなっただけでも、家族みんなが過ごしやすくなった気がする。

今の正直な気持ち

「薬を始めてよかった?」

そう聞かれたら、まだ答えは出ない。

劇的な変化はない。

でも、「何も変わっていない」とも思わない。

薬のおかげなのか。

成長なのか。

生活リズムを整えたことが良かったのか。

きっと全部が少しずつ重なっているんだと思う。

もうすぐ夏休み。

生活リズムも変わるし、気持ちも揺れやすい時期になる。

薬を増量したことで、また変化があるのかもしれない。

焦らず、一つずつ。

また次男の様子を記録していこうと思う。

薬を始めようか迷っている方へ

リスペリドンを飲み始めて約2か月。

今の正直な気持ちは、「まだ分からない」。

劇的に変わったわけではない。

でも、何も変わっていないとも思わない。

薬のおかげなのか。

成長なのか。

生活リズムを見直したことが良かったのか。

きっと、その全部が少しずつ重なっているんだと思う。

これは、あくまでわが家の一例。

薬が合うかどうか、どんな変化が出るかは、本当に子どもによって違う。

だから、「この薬を飲めば大丈夫」とも、「薬は飲まない方がいい」とも言えない。

もし今、薬を始めようか迷っているなら、一人で抱え込まず、主治医とたくさん話をして決めてほしい。

私自身も、たくさん迷って、たくさん悩んで、今も手探りの途中。

これからも次男の変化を、そのまま記録していこうと思う。


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長男は現在、ADHDの治療でコンサータを服用している。

実は長男のときも、薬を始めるかどうか、次男と同じように迷い、悩んだ時期があった。

リスペリドンとコンサータは目的も効果もまったく違う薬だけれど、「子どもに薬を使うかどうか」で揺れる親の気持ちは、きっと共通する部分があると思う。

兄弟それぞれの内服までの経過や、実際に感じた変化を記録しているので、よかったら読んでみてください。

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