ビジョントレーニングは何のため?懇談で納得した話

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療育で「ビジョントレーニングを取り入れます」と聞いたことがあっても、正直どこで役立つのか分かっていなかった。

でも支援級の懇談で先生が社会のテストを見せながら説明してくれて、その意味がやっとつながった。

「見る」ことにも苦手さがある。

その気づきと、夏休みに遊びながら取り入れてみようと思ったことを書いてみる。

先生の一言で気づいたこと

「この社会の問題、次男くんにはすごく大変だったと思います。」

懇談で先生が最初に話してくれた言葉。

先生は次男が解いた社会のテストを見せてくれた。

問題には地図があって、文章があって、その中から地図記号を探して答える内容。

一見、普通の問題。

でも先生は、

「この問題を解くには、地図を見て、問題文を読んで、また地図に戻って探して…と何度も目を動かさないといけないんです。この動きが次男くんには大変そうだったと思います。」

そう教えてくれた。

その瞬間、「あぁ、そういうことだったんだ」と思った。


やっと意味がつながった

療育では前から、

「ビジョントレーニングも取り入れていきますね。」

と言われていた。

でも正直、私はよく分かっていなかった。

目を動かす練習が、何の役に立つんだろう。

黒板を写すためなのかな。

そのくらいにしか思っていなかった。

でも違った。

黒板だけじゃない。

同じ一枚のテストの中でも、

問題文を見て、

地図を見て、

また問題文に戻って、

答えを書く。

たった一問解くだけでも、何度も目を動かしていた。

先生の説明を聞いて、ようやくビジョントレーニングが必要な理由がつながった。


思い返すと、心当たりしかない

話を聞きながら、

「あれもそうだったのかな。」

と思うことが次々浮かんできた。

教科書を見ながらノートに写すのが苦手。

音読していると読む場所が分からなくなる。

行を飛ばしてしまう。

プリントも「どこ見たらいい?」と迷う。

探し物もあまり得意じゃない。

問題文が長くなると、

「できない。」

「読んで。」

「いや。」

そう言って手が止まることも多い。

私はずっと、「文章を読むのが苦手なんだな」と思っていた。

でも、読む力だけじゃなかったのかもしれない。

必要な場所へ目を動かし続けること自体が、大変だったのかもしれない。

今までバラバラだった困りごとが、一つにつながった気がした。


あの涙にも意味があった

療育で、数字を順番に探す活動をしたことがある。

低学年の子どもたちみんなで同じ問題に挑戦して、誰が一番早く見つけられるか競争する内容だった。

次男は最後まで見つけられなかった。

負けた瞬間、しくしく泣いた。

そしてそのまま固まってしまった。

泣き止んでも気持ちは切り替えられず、そのあとの宿題にも取り組めなかった。

療育の先生から話をきいて、私は「負けて悔しかったんだな」とだけ思っていた。

でも今なら少し違う見方ができる。

あの課題も、ただのゲームじゃなかった。

目を動かして必要な数字を探す。

あれもビジョントレーニングだったんだ。

あの頃は意味が分からなかったことが、今になって一つずつつながっていく。


家でも遊びながらやってみよう

先生に聞いてみた。

「ミッケやウォーリーをさがせでもビジョントレーニングにいいですか?」

すると、

「いいかもしれないね。」

その言葉を聞いて少し安心した。

それなら次男も楽しめそう。

もともと我が家では、外食や病院の待ち時間用に点つなぎや間違い探しの本を持ち歩いている。

家にいると、どうしてもテレビやゲームに気持ちが向いてしまう。

だから待ち時間くらいがちょうどいい。

今年の夏休みは、

点つなぎ。

間違い探し。

ミッケ。

ウォーリーをさがせ。

大迷路。

そんな遊びも少しずつ取り入れてみようと思う。

NHKの「でこぼこポン!」や「ウェイキー」にも、目を動かしたり文字を探したりする遊びがある。

「トレーニング」と思うと親も子も疲れてしまう。

でも遊びなら続けられる気がする。


「できない」の理由が一つ分かった

子どもが「できない」と言うと、

つい「やる気がないのかな」とか、「難しかったのかな」と考えてしまう。

でも今回の懇談で、

「見る」

という当たり前だと思っていた動作にも苦手さがあることを知った。

親の私も気づいていなかった。

先生がテストを一緒に見ながら説明してくれたからこそ、やっと分かったこと。

宿題だけでも大変な夏休み。

だからこそ、「トレーニング」ではなく「遊び」の中で少しずつ取り入れていけたらと思う。


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