次男が支援級を選ぶまで|就学相談の流れと体験談

就学相談から支援級までの体験記 学校・支援級のこと

年中の終わり、自分の名前が読めなかった次男

年中の終わりになっても、次男は自分の名前のひらがなが読めなかった。

文字そのものにあまり興味がなく、書こうとしても形がうまく書けない。

長男は年少のころから本が読めていた。

比べるつもりはなくても、どうしても長男のときのことが頭に浮かんで、不安になった。

そんな次男が、発達検査や療育、教育委員会との面談を経て、小学校の支援級を選ぶまで。

今回は、我が家の就学相談の流れをまとめてみようと思う。

※この記事は我が家の自治体での体験談です。就学相談の時期や手順は、自治体によって異なります。

5歳児検診から発達検査、療育へ

次男の文字への興味のなさは、以前から保育園にも相談していた。

うちの保育園では、年中からひらがなの練習が始まる。

そんなときに受けたのが、5歳児検診。

集団での検診でも、次男は形をうまく書くことができなかった。

保護者が記入する家庭での様子の欄にも、気になっていたことを書いた。

それをきっかけに発達相談につながり、役所から発達検査を提案された。

検査を受けた結果は、いわゆる発達グレー。

そこから療育が始まり、そのまま年長になった。

次男が発達検査を受けるまでの話

療育を始める前は、不安だらけだった

療育を始めると決まっても、わたしの中にはいろいろな不安があった。

  • 次男自身が嫌がらないだろうか
  • 周りの子と違うことで、劣等感を持たないだろうか
  • クラスの子にからかわれたりしないだろうか
  • 他の保護者からどう思われるだろう
  • 年長になると行事も増えるけれど、練習についていけるだろうか

それに、我が家は共働き。

療育への送迎も含めて、無理なく続けられるのかという心配もあった。

心配していたけれど、次男は楽しそうだった

ところが、実際に始めてみると、思っていた以上にスムーズだった。

療育先では、次男の好きなキャラクターを取り入れたり、遊びから始めたりと、慣れるための工夫をしてくれた。

おかげで、次男は喜んで通うことができた。

送迎についても、保育園の途中で療育に行き、終わったらまた保育園まで送ってもらえる仕組みだったので、わたしたち親の負担はほとんどなかった。

そして、わたしが一番心配していた周りの子との関係。

なんと、療育に通う次男をうらやましがる子もいたらしい。

次男自身も、クラスの子にこんなことを言っていた。

「楽しいよ。みんなもやったら?」

……まさかの、おすすめしていた(笑)

からかわれたらどうしよう。

周りから変な目で見られたらどうしよう。

そんなふうに心配していたのは、わたしだけだったのかもしれない。

もちろん、どの子も同じように通えるとは限らない。

でも、少なくとも次男にとっては、療育が楽しい場所になっていた。

年長の9月、再検査と就学先の話

療育が始まって約半年。

年長の9月に、就学前の再検査を提案された。

療育を始めてからの変化も含めて、発達の様子を確認するためのものだった。

結果は、再び発達グレー。

このころから、就学先を通常学級にするか、特別支援学級(支援級)にするか、具体的に検討するよう提案された。

役所からは、通常学級でも過ごせる可能性があると説明された。

ただ、今の発達の状況では、学習が負担になったり、しんどさを感じたりするかもしれない、とも。

就学先に対する保護者の考え方は、それぞれ違う。

通常学級を強く希望する家庭もあれば、支援級を希望する家庭もある。

だからこそ、役所として一方をすすめることはできない、という説明だった。

さらに、学校の教員配置なども関係するため、教育委員会にも相談するよう案内された。

教育委員会との面談は2回あった

役所から教育委員会には、事前に連絡が入っていた。

そのうえで、わたしたち保護者からも電話をして、面談をお願いした。

我が家の場合、教育委員会との面談は2回。

1回目は保護者だけ

最初の面談は、保護者だけで行われた。

2回目は次男も一緒に

別の日に、次男を連れて再び面談へ。

このときは、次男が実際に取り組む課題もあった。

折り紙をしたり、線をなぞったり、塗り絵をしたり。

次男本人への質問もあった。

検査とはまた違う形で、次男の様子を見てもらう機会になった。

そして教育委員会からは、11月までに通常学級か支援級かを決めるようにと言われた。

就学先について考え始めてから、検査も面談も続いた。

思っていた以上に、時間をかけて進んでいくものなんだと感じた。

我が家の就学相談の流れ

  1. 5歳児検診
  2. 発達相談
  3. 役所から発達検査を提案される
  4. 発達検査を受ける
  5. 療育開始
  6. 年長9月に再検査
  7. 就学先について検討するよう提案される
  8. 教育委員会に面談を依頼
  9. 保護者だけで面談
  10. 次男を連れて面談
  11. 11月までに就学先を決める

※これは我が家の自治体での流れです。

就学相談の日程や手続きは、自治体によって違う。

これから相談を考えている場合は、通っている園や自治体の担当窓口に、早めに確認しておくと安心だと思う。

我が家が支援級を選んだ理由

通常学級か、支援級か。

どちらにも良さがあるし、簡単に決められることではなかった。

その中で、わたしが大切にしたかったのは、次男に学ぶことを嫌いになってほしくないという思いだった。

小学校に入ると、ひらがなや数字など、いろいろな学習が始まる。

そのスタートでつまずいてしまったら。

「自分にはできない」と思うことが増えて、勉強そのものが嫌になってしまうかもしれない。

それが心配だった。

基礎の基礎から、次男のペースで学べたら。

少しずつでも「わかった」「できた」を積み重ねられたら。

この先、何かに挑戦するときにも、頑張ろうと思えるんじゃないか。

そんなふうに考えた。

そして、わたしには長男の経験もあった。

長男は小学1年生のころ、学校生活でつまずき、しばらく学校に抵抗を感じていた時期がある。

その姿を見てきたからこそ、次男にはできるだけ安心して学校生活をスタートしてほしかった。

もちろん、支援級ならすべてがうまくいくとは思っていない。

それでも、今の次男に合った環境を考えたとき、我が家は支援級を選ぶことにした。

就学先で迷っていたときの記事

支援級の事前顔合わせの記事

まとめ|次男に合った学びのスタートを考えて

年中の終わりに、ひらがなが読めなかった次男。

そこから発達検査を受け、療育が始まり、就学相談へと進んでいった。

療育を始める前は不安ばかりだったけれど、次男は楽しそうに通っていた。

教育委員会との面談も、実際に経験するまではどんなことをするのかわからなかった。

就学先に、どの子にも当てはまる正解があるわけではないと思う。

我が家にとって大切だったのは、次男が無理なく学び始められる環境を選ぶこと。

その結果が、支援級だった。

これから就学相談を迎える家庭にとって、我が家の経験が少しでも参考になればうれしいな。

コメント