三男事件簿:ほんの一瞬のすきに…“道路の向こう側”にいた息子

三兄弟の毎日

「ちょっと待っててね」——そう言って家の鍵を取りに行ったほんの数十秒。
玄関にいたはずの三男がいなくなっていて、血の気が引いた。
心臓が止まりそうなヒヤリ体験の中にも、子どものまっすぐな可愛さがあって。
怖かったけど、最後は思わずクスッとしてしまった日の記録です。

玄関で「ちょっと待っててね」のはずが

車に乗る直前、家の鍵を忘れたことに気づいた。
「ちょっと待っててね」と末っ子を玄関に残し、急いで取りに戻る。

ほんの数十秒のこと。
けれど戻ってきたら——いない。

血の気がサッと引いた。
靴はない、ドア開けっぱなし。

「え、どこ行ったの!?」

玄関前、車のそば、隣の家の前。ぐるっと見回しても姿がない。
家の中をもう一度見ても、やっぱりいない。


「あっちの道路の方に一人でいたよ」と知らされた瞬間

そのとき、通りかかった車が止まり、運転手さんが窓を開けた。

「小さい子、あっちの道路の方に一人でいたよ。」

えっ?道路?一人で?

言われた方向を見ると、反対側の歩道に——三男がぽつんと立っている!

2車線の道路。
夕方で帰宅ラッシュ直前、車は次々と走り抜けていく。

「どうしよう!」
今すぐ駆け寄りたいけど、すぐには渡れない。

「まだ来ちゃダメ!」と声を張り、
手でストップのジェスチャーを送る。

ようやく車が通り過ぎ、走って三男のそばへ。
胸がバクバクして、足が震えて立てないほどだった。


💬叱りたい気持ちと、伝えたい気持ち

泣きたいような、怒りたいような、
いろんな感情が一気に押し寄せてきた。

でも、ぐっと息を吸って、冷静に伝えた。

一人でどこにも行かないで。
道路は大人と一緒に渡るんだよ!

すると三男は、にこっと笑って言った。

末っ子
末っ子

ぼくね、てをはぁいってしたよ!

……そうじゃないんだよ〜〜〜!
思わず心の中でツッコミ。

でもその笑顔がまぶしくて、
怒る気持ちがふっと抜けた。


まっすぐすぎる“三男らしさ”

確かにそれは正しい。
ちゃんと手を上げて渡った、それはエライ。

だけど、そうじゃない。
「一人で渡っちゃダメなんだよ〜!」

思わず苦笑いしながらも、
「手を上げて渡れたこと」はしっかり褒めた。

子どもって、本当に一瞬で動く。
“まさか”なんて、あっという間に起こる。

でも、あのときの三男は三男なりに、
ちゃんとルールを守ろうとしていた。
その一点だけを、全力で実行したのだ。

……うん、まっすぐすぎる。


ヒヤリとしたけど、最後は笑顔で終われた日

帰ってから、何度も同じ話をした。

次は誰と渡るの?

末っ子
末っ子

 ママと!

その元気な声に、少しだけ笑ってしまった。

ヒヤッとしたけど、最後はやっぱり“三男らしい結末”。
母は反省しつつ、今日もまた「三男事件簿」が一ページ増えました。

交通安全のために絵本の読み聞かせ強化します!笑

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