他のママがまぶしく見えた日。私がHSPだと知って、少し楽になった話

母のつぶやき

「なんで、うちはこんなに大変なんだろう」
「どうして私だけ、うまくできないの?」

よそのママがまぶしく見えて、自分だけ取り残された気持ちになること、ありませんか?
私もそんな夜がありました。
この記事では、そんな気持ちを抱えながら出会った「繊細さん(HSP)」という言葉と、そこから見えてきた小さな気づきをつづっています。

「わたしだけ、なんでうまくいかないんだろう」って思ってた

公園でもスーパーでも、保育園や学校の行事でも。
よその親子を見てると、「どうやって子育てしてるんだろう」って思うときがある。

にこにこ笑って、ゆっくり歩いてる親子。
スカート履いて、ピアスして、ヒールまで履いてるおしゃれなママさん。

……うらやましいなぁ。

うちはというと、一緒に歩いてても急に方向転換されたり、
「え、今ひとりいない!?」って家族で捜索が始まることも多くて。
だから私の服装は基本スニーカー&パンツスタイル。

ネックレスは引っ張られるからたまにしかつけないし、
ピアスもほとんどつけないから穴ふさがってきた。笑
指輪も、抱っこしたり癇癪起こして暴れる子をおさえたりするとき危ないから、結婚指輪だけ。

もともとそんなにおしゃれにこだわるタイプじゃなかったけど、
きれいにしてるママを見ると、ちょっといいなぁって思ったりする。


夜中に検索しまくってたあの頃

「なんで、他の親子みたいにできないんだろう」
「私が下手なのかな」「ちゃんと子育てできてないのかな」
そんなふうに思って、夜な夜な検索してた時期がある。

「子育て つらい」
「子育て 下手」
「子ども 言うこと聞かない」
「ママ 孤独」
「子育て 相談する人いない」……

そんなワードばっかり打ち込んで、どんどん落ち込んでった。

悩みごとって、夜はよくない。どんどん思い詰めて、
子どもに怒ったあとなんか、気分どん底だった。


出会った「繊細さん」という言葉

そんなとき、ふと目に入ったのが「繊細さん診断」。
HSP(Highly Sensitive Person)っていう、生まれつき感受性が強くて敏感な気質を持つ人のことらしい。

なんとなくやってみたら、繊細さんの傾向あり、って出た。

夫にその話をしたら、「あー、ぽいぽい。っぽいわ〜」ってひとこと。


自分を知るって、ちょっと救いになる

たしかに私、一人の時間がないとしんどくなる。
人の怒りとか不機嫌にもすごく影響される。
だから感情むき出しでぶつかってくる子ども3人相手にしてると、
ゴリゴリ心を削られて、ほんとにしんどくなる。

離れようとしてもついてくるし、
物理的にも気持ち的にもひとりになれない。

そのせいで余計にしんどかったのかも、って気づいた。


繊細さって、悪いことばかりじゃない

たとえば、子どものちょっとした変化に気づけたり、
虹を見つけて一緒に喜べたり、
満月を見て「わあ〜」って子どもと一緒に感動したり。
そんなふうに、ちょっとのことで嬉しくなれる感覚は、悪くないなって思う。

繊細さって、ただの弱さじゃなくて「特徴」なんだ。

だから、「こういうタイプの自分」を知ったことで、
休息のとり方とか、人との距離感とか、
ちょっとずつ工夫していけたらいいなって思ってる。


最後に、今つらいと感じているあなたへ

「私だけうまくできてない気がする」
「なんで、うちだけこんなに大変なんだろう」
そんなふうに感じていたあの頃の私に、そして今のあなたにも伝えたい。

それは“ダメな自分”じゃなくて、
“がんばりすぎてるサイン”かも。

うまくいかない日があっても、自分を責めないで。
まずはひと呼吸ついて、自分を大切にする時間を少しでもつくってあげてください。

あなたの繊細さも、あなたらしさの一部。
その感受性は、きっと子どもたちにも伝わっていくはずです。

コメント