4ヶ月待ってやっと受診。次男の気になる行動を相談した話

凸凹育児(発達グレーゾーン)

次男の受診を申し込んでから、実際に診てもらえるまで4ヶ月。
きっかけは、長男のお金を盗ったり、祖母の家から文房具を持ってきたりする行動が続いていたことだった。
療育の先生に相談を重ねる中で「ADHDっぽさや愛着の問題も含めて、一度受診してみてもいいかもしれない」という話になり、長男と同じ児童精神科を受診することにした。
今回は、受診までの流れと、実際にどんなことを聞かれたのかを書いておこうと思う。

受診のきっかけは、気になる行動が続いていたこと

次男が長男のお金を盗ったり、祖母の家から文房具をちょくちょく持ってきたりすることがあった。

(この「物取り」の行動についてはこちらの記事にも書いています)

もちろん、そのたびに話はしてきた。
だめなことはだめと伝えてきたし、本人なりの言い分を聞いたこともある。

でも、「その場で注意して終わり」で片づけていいのか、ずっと迷いがあった。

ただのいたずら、では何か説明がつかない感じがあった。
何回もくり返すこと、本人も悪いことだとは分かっていそうなのに止められないこと。
そういう様子が気になって、療育の先生にずっと相談していた。

すると先生から、
「ADHDっぽさがあるのかもしれないし、愛着の問題なんかも含めて、一度受診してみてもいいかもしれない」
という話が出た。

そこで、長男と同じ病院の児童精神科に受診依頼を申し込んだ。

申し込んでから受診まで、4ヶ月待ちだった

受診したいと思ってすぐ行けるわけじゃない。
これは長男のときにも感じたけど、児童精神科はとにかく待つ。

今回も、受診依頼をしてから実際に診てもらえるまで4ヶ月。
気になることがあって相談したい側からすると、この4ヶ月はなかなか長い。

この間も、問題が急に消えるわけじゃない。
日常はいつも通り続くし、「やっぱり一度ちゃんと相談したい」と思う場面も何度もあった。

やっと順番がきて、ようやく受診の日になった。

まずは母だけで聞き取り予診。心理士さんと1対1で1時間

最初は、私と心理士さんの1対1で聞き取りの予診だった。
時間は1時間。

聞かれた内容はかなり幅広かった。

聞かれたこと

  • 引っ越しなど、環境の変化はあったか
  • 保育園を変わったことがあるか
  • 保育園での様子や行きしぶりはあったか
  • 今、困っていることは何か
  • 受診の目的は何か
  • どういう経緯で療育につながったか(次男の発達検査の話はこちら)
  • どういう経緯で支援級に入ったか
  • 療育や支援級ではどんなことをしているか
  • 小さい頃に育てにくさを感じたか
  • 子どもの性格はどんな感じか
  • 母親の性格はどんなタイプか
  • 今回の受診について、本人にどう説明したか
  • 本人はどのくらい理解しているか

こうして並べてみると、かなりいろんな角度から見ているんだなと思った。

特に印象に残ったのは、環境の変化について何度か確認されたこと
引っ越しや転園みたいなことが、子どもに与える影響はやっぱり大きいのかな、と感じた。

うちの子エピソード、多すぎて1時間があっという間だった

質問に答えながら、次男のことをいろいろ思い出した。

困っていることもある。
でもそれだけじゃなくて、いいところもある。
かわいいところも、がんばっているところもある。

そういうのも含めて伝えたくて話していたら、1時間は本当にあっという間だった。

むしろ全然足りないくらいで、
「まだ話したいことある」
「このエピソードも言えてない」
という感じだった。

子どものことって、ひとことで説明できない。
気になる行動だけ切り取ればそう見えるけど、普段はこうで、こういう場面ではこうで…と話したいことがどんどん出てくる。

改めて、普段からメモしておくのも大事かもしれないと思った。

そのあと、先生と本人同席で1時間

次は、先生と私と次男の3人で診察。
これも1時間くらいあった。

先生は次男本人にいろいろ質問していた。

本人への質問

  • 学校は楽しい?
  • 仲のいい子はいる?
  • 休み時間は何をしている?
  • 好きな教科はある?
  • 絵を描くのは好き?
  • お父さんはどんな人?
  • お母さんはどんな人?

横で聞いていて、私はなるべく口を出さないようにぐっと我慢していた。

普段の会話でもそうだけど、親が横にいるとつい補足したくなる。
「それはこうで」
「本当はこういうこともあって」
と言いたくなる場面は何回もあった。

でもこの時間は、先生が次男本人の言葉や反応を見ている時間なんだと思って、できるだけ本人の話すことに集中した。

今回は発達検査なしで終了

普段なら、先生との受診のあとに発達検査をすることも多いみたいだった。

でも次男は、夏に発達検査を受けたばかり。
そのため今回は検査はせず、ここで終了になった。

正直、受診まで4ヶ月待って、当日もかなり密度の濃い2時間だったので、それだけでもけっこう疲れた。
でも、今の次男について改めて整理して見てもらう時間になったのはよかったと思う。

受診して感じたこと

今回の受診で強く思ったのは、
子どもの今の行動だけじゃなく、ここまでの経緯や環境も含めて見ていくんだな
ということだった。

「盗った」という行動だけ見れば、親としてはそこに目が行きやすい。
もちろんそれは困るし、軽く考えていいことではない。

でも医療側は、その行動の背景に何があるのかを丁寧に見ようとしていた。
小さい頃からの様子、環境の変化、性格、支援の流れ、家庭での伝え方。
そういうもの全部を合わせて考えていくんだなと感じた。

そしてもうひとつ。
子どものことを人に伝えるのって、思っていた以上に難しい。

毎日見ているからこそ分かることはたくさんある。
でも、それを限られた時間で順序立てて伝えるのは意外と大変だった。

受診を考えている人は、困っていることだけじゃなく、

  • いつ頃から気になっていたか
  • どんな場面で起こりやすいか
  • 家や学校での様子
  • 良いところや得意なこと
  • これまで受けてきた支援

このあたりを、簡単にメモしておくと話しやすいかもしれない。

まとめ

次男の受診は、申し込んでから4ヶ月待ち。
やっとたどり着いた児童精神科では、母への聞き取り1時間、本人同席の受診1時間で、かなり丁寧に話を聞いてもらえた。

まだこの1回で何かがはっきり決まったわけじゃない。
でも、気になる行動の背景を「本人の性格だから」「しつけの問題だから」だけで終わらせず、相談につなげられたことには意味があったと思う。

同じように、
「これって受診したほうがいいのかな」
「ただ叱るだけでいいのかな」
と迷っている人にとって、ひとつの参考になればうれしい。

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