🐟 三男事件簿#1 サバ缶で顔ギトギト!?母の工夫が裏目に出た日

三兄弟の毎日

三男はいつも、母の予想の遥か上をいく事件を起こす。
あまりに予想外すぎて、母は毎回大騒ぎ!
今回の舞台はキッチン。
母の工夫が裏目に出た「サバ缶事件簿」をお届け。

🚪仕事終わり、帰宅早々のカオス

一日の仕事を終え、子ども3人を迎えに行って帰宅。
この時点で体力ゲージはほぼゼロ。

お迎えの車内では、すでに喧嘩が勃発。家まで10分もかからないのに…
音楽を聞きたい長男、Eテレを見たい三男、DVDを見たい次男。

騒がしい車内で「お母さーん!」「ねぇママ!」と呼ばれながら運転する時間は、正直ハードモード。
それぞれをなだめつつ、どうにか家にたどり着いた。

玄関を開ける瞬間からすでにヘトヘト。

「ランドセル片づけて〜!」
「手紙も、ちゃんと出してよ!」

靴や荷物が散乱した玄関を横目に、頭の中は「夕飯どうしようかな」「ご飯何合炊こうかな」「夫は今日も帰り遅いのかな」…と考えごとでいっぱい。

でもその前に、保育園からの洗濯物やスプーンセット、コップを片づけて明日の準備をしなきゃいけない。
母にとって、帰宅直後は一日の中で一番忙しい時間だ。

そんな中、長男と次男に「靴下とハンカチ、洗濯物出して〜!」と声をかけていたとき、ふと気づいた。

「あれ?三男どこ行った……?」


😱いない!?そしてキッチンで…

さっきまで足元にいたのに、リビングにも玄関にも姿が見えない。
心臓がドキッとして「ちょっと待って、どこ行った?」と慌てて探す。

「長男!三男見た?」
「知らん〜」
「次男は?」
「え?みてないよ?」

兄たちは全然気にしていない様子。母だけが焦って家中をぐるぐる探す。

そして――キッチンで発見。

床に座り込んで、何かをもぐもぐ。
開いているサバ缶を手に持って「素手」で直食いしていた!

顔はサバの脂でギラギラに光り、口の周りはテカテカ。
床までツルツルテカテカに光っている。
気がつけば、キッチン中にサバ缶臭が充満していた。

母に気づいた三男は、満面の笑みで「おいちいよ!ぼく、さかな たべてる!」
「じぶんで あけたの!」って言われた…。

…その顔がものすごく満足気で、怒るに怒れない。なんなら、すごいでしょ、褒めてって言わんばかりの笑顔✨️

母は漫画で見るみたいな頭を抱えてしまいたくなったけど
とりあえず、引き出しからフォークを取って三男に手渡す。


🐟裏目に出た母の工夫

よく一人で開けられたなと思って缶を見てみると、それは簡単に開けられる「紙のフタタイプ」。

いつもはプルタブを引っ張るたびに指が痛くなって、「夕飯づくりの地味ストレス」になっていた。
だから私は考えた。
「これなら私も楽に開けられる!缶ごみも洗わなくていいし、便利かも!」

そう思って買い置きしていたサバ缶だった。
けれど、その便利さは“2歳児でも開けられる”という落とし穴だった。

商品の改良に「すごい!」と感心しつつ、床に残る小さなベトベトの手形を見て絶望。

「まじか、今から床掃除か…」
「てか、ご飯今から作って食べられるのかな」
「買い置きの場所、変えなきゃ」

頭の中は再びぐるぐるし始めた。


🍽サバ缶争奪戦、勃発

サバ缶の匂いに釣られて兄たちもやってきた。

長男は鼻をひくひくさせながら、
「え、なんか魚臭くない?…って、ずるい!僕も食べたい!」

次男も負けじと「お兄ちゃんにも分けて〜!」とスプーンを伸ばす。

すると三男は必死にサバ缶を抱え込みながら叫んだ。
「これはぼくの!」「いーややー!だーめーよー!」

こうして、サバ缶争奪戦が勃発。
母は「いやいや、夕飯これから作るんだから待ってってば!」と制止に入るけど、誰も聞いちゃいない。


💦母の収拾術

このままでは夕飯づくりどころではない。
まずキッチンの床を片づけないといけないし、末っ子のギトギトの手と顔もなんとかしなきゃ💦

そこで私は作戦を切り替えた。

テレビを兄弟が好きそうな番組にチェンジ。
すると次男がすぐに釘付けになり、長男も渋々テレビの前に移動。

その隙に、私はギトギト三男を捕獲。
しっかり手を洗わせ、脂でテッカテカになった顔を拭き取る。
なぜか髪の毛までサバ臭になっていたのは謎だけど…。

床も何度も拭いて、どうにかこうにか夕飯準備モードに戻すことができた。


😂三人育児のオチは「笑い話のタネ」

帰宅直後のドタバタ劇に、疲れは倍増。
でも、三男の「おいちいよ!」という満面の笑顔を思い出すと、力が抜けて笑ってしまう。

サバ缶ひとつで、こんなに大騒ぎ。
便利だと思って買ったものが事件のきっかけになるなんて、まさに三人育児あるある。

でもこういう出来事は、じぃじやばぁばに話したらきっと大笑いしてくれるだろうし、保育園の連絡帳に書いたら先生もクスッとするに違いない。

大変だけど、結局みんなの楽しい話のタネになる。
だから育児は、なんだかんだおもしろいし、やっぱり楽しい。

サバ缶って事件を起こすくらい子どもに人気(笑)
でも栄養もあって、時短料理の味方です!

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