長男の不満が止まらない|母が感じた2時間の無力感

三兄弟の毎日

きょうだいげんかって日常茶飯事だけど、ときには本気でメンタルズタズタにされるような時間になる。
この前、長男が次男への不満を2時間以上ぶっ通しで話し続けた。
母としてただ聞いているだけで限界を感じて、無力さに押しつぶされそうになった。
途中でみんなで出かけないといけない予定があったので「予定があるから」と話を切り上げたとき、正直ほっとした。でも同時に「逃げちゃったな…」という罪悪感も残った。
今日はそんな「長男と母の2時間」をありのままに残しておこうと思う。


💬 長男の不満は止まらない

学校ですれ違ったときに「わー長男やー!鬼やー!逃げろー!」って勝手に鬼役にされて逃げられる

学童でも「長男怪獣やー!」って周りの子を巻き込んで逃げられる

次男の空想話(「研究所があってご飯食べれる」「新しいゲームソフト全部ある」「最新の武器がある」)を聞くのも嫌

長男の名前が書いてあるおやつを取られる

「僕のこと舐めてるからむかつく」

前にやられたからやり返しただけやのに、次男が先生や大人に言いつけて味方をつけるのが嫌

ゲームソフトを貸しても返してくれない。返ってきても投げるようにして雑に扱われてる

こうやって並べてみると、ひとつひとつは小さなことかもしれない。だけど、長男の中では積み重なって「もう無理!」って爆発したんだと思う。


🕰 母は聞き役に徹したけど…

最初は「うんうん」と聞いてた。口を挟まないように、反論しないように。
でも、気づけばつい次男をフォローするようなことを言ってしまうんだよね。
「でも次男も…」って。
長男からしたら、それが「また自分の気持ちをわかってもらえなかった」っていう不満につながるって頭ではわかってるのに。

本当は全部受け止めたい。長男の話を全部聞いて彼の心に溜まったマイナスな気持ちを汲んであげたい。
でも母として、どうしても「次男にも事情がある」って視点が頭をよぎってしまう。
その一言が、余計に長男の怒りや悲しみを広げてしまう。


💔 「長男が我慢して」その言葉の重さ

途中でつい、「でも次男なりに…」って口を挟んでしまった。そしたら長男がすかさず言った。

「お母さんは前から“長男くんが我慢して”って言ってきたやん。あれ覚えてるよ」

その瞬間、グサってとした。
そういえば昔、私言ったことがある。長男も大人の一員みたいに次男を見守ってくれる仲間になってくれたらいいなって思って「長男だからね」って。確かに言っちゃたなぁ…。
でもその言葉を、長男はずっと引きずってたんだ。

正直、責められてるみたいで辛かった。私の子育ての失敗を突きつけられてる気持ち。逃げ出したくなるくらいだった。


⏳ 無力感と罪悪感に押しつぶされそうで

話してる途中で予定の時間が迫ってきて、結局最後はうやむやになった。
でもそのとき、私は正直ほっとしてしまった。
「もう聞かなくていいんだ」って。
同時に、予定に逃げてしまったような罪悪感もじわっと出てきた。

母親失格なのかもしれない。子どもの気持ちを最後まで受け止められないなんて。
でも2時間以上も「次男への不満」を浴び続けると、こっちの心もボロボロになる。とりあえずその場をやり過ごすことしかできなかった。


📢 長男の心の叫び

それでも、あの時間は長男にとって大事なものだったのかもしれない。その後次男と過ごしていても少し落ち着いて話してくれていたように思う。
不満を全部吐き出せる場って、実はそんなにない。学校でも学童でも、友達にも言えない。だからこそ、母に向かって全部ぶつけてきた。

「僕をわかってほしい」「次男ばっかりじゃなくて僕を見てほしい」
きっとそういう気持ちが隠れてたんだと思う。

そして、学童で友達を巻き込んで鬼や怪獣扱いしたりする件については、学童と療育の先生にも相談し、見守ってもらえるようにお願いした。そうやって、長男の思いを聞いて母が動いたことも、少しは長男の安心につながるといいな。


⚖️ 母としての葛藤

でも私は万能じゃない。どっちの味方にもなりきれない。
「長男の言い分もわかるけど、次男にも事情がある」って思ってしまう。
そしてその板挟みで、結局は無力感に押しつぶされそうになる。

母親だからって完璧に裁判官みたいに公平にジャッジできるわけじゃない。
ただ聞いてあげるだけでも精一杯のときがある。


🌱 今日の気づき

長男の不満を1対1で2時間以上聞いて、私が感じたこと。

  • 子どもって、親が言ったひとことをずっと覚えてる
    (それが思わぬ形で返ってくる。)
  • 不満は溜め込むと爆発する
    (小学生でもこんなに負担をかけてしまって反省)
  • 聞くだけでしんどいこともある
    (自分の子育てを全否定されたように感じて自己嫌悪になった)
  • 母親も人間だから限界がある

「とりあえず聞いた」という事実だけで十分じゃないかな、って今は思ってる。
あの時間は母である私にとってものすごく責められて、否定されているようで辛かった。
解決できなくても、長男の気持ちを確かに受け止めたということは事実。
それだけでも、少しは長男にとって違うのかもしれない。


まとめ

長男の不満を1対1で2時間以上聞いたことで、母として大きな無力感と自己嫌悪に押しつぶされそうになった。
「長男が我慢して」という昔の言葉が返ってきたり、次男をついフォローしてしまったり…。あの時間は、私にとって子育てを全否定されているようで本当に辛かった。

でも、それでも「話を聞いた」という事実は残った。
長男にとって、自分の思いを母にぶつけられる場があったこと。
母にとっても、子どもの心の奥にある叫びに触れられたこと。

さらに、学童での鬼役や怪獣扱いのことは先生や療育スタッフにも相談して、見守ってもらえるようお願いした。母が動いたことが、少しでも長男の安心につながればと思う。

解決はできなかったけど、確かに受け止め、そして行動にも移した。
完璧じゃなくても、全部を受け止めきれなくても、「聞いて動いた」という事実だけで――少しは前に進めるといいなと思う。

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