褒めても反応が薄い。
「ありがとう」や「うれしい」が返ってこない。
うちの長男も、ずっとそんな感じだった。
褒められても「うん」と返すだけで、
嬉しそうな顔を見せることは、あまりなかった。
家では照れ隠しかな、思春期かなと思っていたけれど、
あとから「感情を出すのが難しい」という特性があることを知った。
この記事では、
褒めても反応が薄い長男との関わりや、
家庭で意識してきたこと、小さな変化について書いている。
うちの長男の小さな変化
うちの長男、反応がとても薄い。
褒められたり、いいことをして「ありがとう」と言われても、
「うん」みたいな返事で、あまり嬉しそうじゃなかった。
家では照れ隠しかな、ちょっと思春期かな、と思っていたけれど、
どこかで「このままでいいのかな」と感じることもあった。
実は、特性のひとつとして
感情を外に出すのが難しいというものがある。
嬉しい、ありがたい、うれしい。
そう感じていないわけじゃなくて、
どうやって人に伝えたらいいのかがわからない子もいる。
うちの子にとっては、それが日常。
だから急に
「ちゃんと気持ちを言葉にして」
と言われても、ピンとこないことがある。
SST:ソーシャルスキルトレーニングって?
そういう子に向けた支援のひとつに、
**ソーシャルスキルトレーニング(SST)**という考え方がある。
感覚に任せるのではなく、
場面を想定して、言い方を考えて、
パターンとして覚えていく方法。
療育の一環としても取り入れてもらっているけれど、
家でもできることは、少しずつやってきた。
たとえば、ドラマやニュースを見ているとき。
「お母さんはこう思ったけど、長男くんはどう思う?」
「次男くんは、どんな気持ちになった?」
正解を求めるわけじゃなくて、
同じ場面でも、感じ方は人それぞれ違うということを、
家族の会話の中で知ってもらえたらいいなと思っている。
そんな中、ある日、学童の連絡帳に
「字がきれいに書けていたので褒めましたが、反応が乏しかったため、少し声をかけました」
と書かれていたことがあった。
やっぱり外でも同じなんだな、と思った。
でも最近、コンサータを飲み始めてから、
褒められたときに、嬉しそうな表情を見せることがあった。
それが、私にはとても嬉しかった。
以前は注意されると、目つきがきつくなったり、
表情が固くなったりしていたけれど、
そういう場面も少しずつ減ってきている。
最近は、
「いま考え事してた」
「どうしたらいいか迷ってた」
と、少し言葉で表現してくれることも増えた。
毎回ではないけれど、
少し前とは違う、その変化が嬉しい。
目に見えて大きくわかる変化は少ないかもしれない。
でも、確実に、少しずつ変わってきている。
今、その子なりに気持ちを学んでいる途中
もし今、
「うちの子、気持ちがないみたいで心配」
「褒めても反応が薄くて不安」
そんなふうに感じている人がいたら。
反応が薄い=気持ちがない、ではないかもしれない。
表に出すのが、ただ難しいだけのこともある。
自分でも感情が理解できてないのかもしれない。
ゆっくり、日常の中で。
その子のペースで。
気持ちの表出ができるように見守っていけたらいいな。


コメント