気がつけば、ちゃんと成長してた長男の話

笑った日

以前も書いたけれど、長男が発達検査を受けたきっかけは
「学校に行きたくない」と言い出したことと、自傷行為が見られたことだった。

あれから4年。

先日、サービス担当者会議があって、長男のこれまでの経過について、新しい担任の先生と話す機会があった。
この会議には、私たち親に加えて、担任の先生、教頭先生、療育の放課後デイサービスの担当者、そして計画書を作ってくれる相談員さんが参加してくれた。

ひとりの子どものために、こんなにたくさんの大人が関わってくれることに、ただただ感謝しかない。

今年度の担任の先生と教頭先生は、異動してきたばかりで、長男の過去のことは詳しくは知らなかったらしくて、
担任の先生は「1年生のころ、そんなに大変だったんですね。今はとても落ち着いていますね」と驚いた顔をしていた。

その表情を見て、私もあらためて思った。

――あぁ、そうか。今はもう、「行きたくない」と言わなくなってるんだ。
――自傷行為も、気づけばまったくなくなってる。

日々の小さな悩みや、あれこれ忙しさに気を取られていたけれど、ちゃんと彼は、成長してたんだなぁと思った。

「長男の学びの場を奪わないこと」
「自分を大切にすること」
そのふたつを大事にしたいと思っていたけど、今はそれができている気がする。

もちろん、今も困りごとがゼロなわけじゃない。
けど、1年生や2年生のころに比べたら、本当に落ち着いてきたし、できることも増えてきた。

療育の先生や、学校の先生、相談員さん…
たくさんの大人が「どうしたら過ごしやすくなるか」を考えて関わってくれていて、
私たち夫婦ふたりだけでは、こんなふうには進まなかったと思う。

勇気を出して、発達検査を受けてよかった。
療育を取り入れて、本当によかった。

本人にとっては、まだまだ困ることもあるかもしれないけど、
「自分はちゃんと成長してる」って、彼自身が気づいてくれたらいいなぁと思ってる。

もしかしたら、「発達検査ってちょっと怖い」「うちの子にはまだ早いかも…」って感じてる親御さんもいるかもしれない。
でも、私たちは、受けてよかったと思ってる。
困りごとを明確にして、早めに対応できたから。

親としても、学校での様子がわかるようになったし、
療育でどんなふうに声かけしてくれているのかも知ることができた。
家と学校、療育、それぞれが連携できるようになって、情報共有もしやすくなった。
おかげで、何かあったときにすぐ対応できる体制も整っている。

正直、まだまだ悩みが出てくることもあると思うけど、
これからも、長男のペースを大事にしながら、
まわりの人たちと力を合わせて、明るい未来を一緒に作っていけたらいいなって思ってる。

小さな一歩が、きっと大きな変化につながります。
子どもにも、そして親にも。

発達検査を受けるか悩んでいる方の、ひとつの参考になれたらうれしいです。
私たちも、迷いながらここまできました。


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