小学生の長期休み、共働き家庭はどうする?

凸凹育児(発達グレーゾーン)

小学生の長期休み。
学校はお休みでも、大人には仕事がある。
共働き家庭にとっては、毎年悩ましい「昼間、子どもどうする問題」。
今回は、わが家の夏休み事情と、親としての葛藤について書いてみました。

■ 「昼間、子どもどうする?」問題、毎年の悩み

共働き家庭にとって、夏休みなどの長期休みは本当に悩ましい。

小学校低学年のうちは、学童に行ってくれてなんとかなる。
でも高学年になると——

・子ども自身の「行きたくない」って気持ち
・学童側からの“そろそろ卒業ですね”的な空気

そんな要素が重なって、親としてはモヤモヤが増える。

最近は短期間だけスポット利用できる学童もあるみたいだけど、地域によっては選択肢が少なかったり、情報が入りにくかったりする。

■ 留守番は不安。でも祖父母に頼るのも難しい

「じゃあ留守番させれば?」
「実家にお願いしたら?」

そう簡単にいかないのが現実。

今は祖父母世代もまだ働いていることが多くて、長期間の預かりはなかなか頼みにくい。
それに、こんな猛暑のなか、子どもを家に一人で置いておくのはやっぱり心配。

■ わが家の場合:療育と学童の連携があって助かっているけど…

うちの小学生ふたりは、放課後デイサービス(療育)を利用中。
ありがたいことに、療育と学童の母体が同じだから、小5の長男もそのまま在籍できている。

だけど、長男は言う。

「周りの友達はどんどんやめていくし、僕もやめたい。夏休みを満喫したい。」

その気持ち、すごくよく分かる。
周りと比べて「自分だけがまだ行ってる」ってなると、居心地が悪くなるよね。

でも、だからといって「やめていいよ」とは、まだ言ってあげられない。

■ ADHDの特性と“親の心配”

長男はADHDで、不注意の特性が強め。

・戸締まりの確認
・訪問者への対応(インターホン押されたら開けちゃいそう)
・エアコンの調整や水分補給の意識

…これら全部が、「見守りなしで大丈夫」と言い切れない。

“子どもを信じてないわけじゃない”けど、
“心配しすぎてる自覚もある”けど、
それでも、事故や事件につながるかもしれないと思うと、どうしても慎重になってしまう。

■ 自分が子どもだった頃と、今は違う

私が小学生だった頃は、親が働いてても留守番してたし、外で遊んだりしてた。

でも今は違う。

・命の危険すらある猛暑
・訪問販売を装った犯罪
・留守中の熱中症、火事、事故……

“子どもを信じる”ことと“命を守る”こと、両立させるのって本当に難しい。

■ お盆だけでも「the夏休み」を味わってほしくて

今年のお盆は、ありがたいことに私も休みが取れた。
(というより、学童もお盆はお休みだから、強制的に休むしかなかった…笑)

だから、久しぶりに実家へ帰省する予定。
今住んでる場所から車で4時間くらい離れていて、なかなか普段は帰れない距離。

子どもたちにとっては、このお盆が**「the 夏休み」**。
大きなイベントであり、楽しい思い出になるチャンス!

平日はどうしても「学童→家」の繰り返しになりがちだから、
その分、お盆だけでも思いっきり満喫して、夏を感じてもらえたらいいなって思ってる。

(……親はあんまり休めなさそうだけどね。むしろバタバタな予感しかしない!)

■ 最後に:正解はなくても、悩むのは子どもを想ってこそ

「学童やめていいよ」って言えたら、どれだけ楽か。
でも、わが子の特性や状況を思うと、やっぱり慎重になる。

スマホを持たせる?
見守りカメラを設置する?
指紋認証のオートロックを後付けする?

色々と検討しつつ、
気づけば今年も夏休みが終わりそう。

今すぐベストな答えは出ないけど、
来年の夏休みに向けて、少しずつ備えていこうと思う。

この悩みには正解がない。
でも、それだけ真剣に子どものことを考えてるってことなんだと思いたい。

夏休みの昼間問題、いろんな家庭にそれぞれのドラマがある。
うちのケースが、誰かのヒントや安心材料になりますように。

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