朝の時間って、ほんの数十分なのに毎日バタバタ。
「着替えてー!」「ごはん食べてー!」って言っても動かない子どもたち。
こっちはお弁当作らないといけないし、自分の準備もまだ。
時計ばっかり見て焦ってるのはいつも母だけ。
今日は、発達グレーな長男・次男と、保育園児の三男と過ごす我が家のリアルな朝時間と、少しでも気持ちよく出発できるための小さな工夫をまとめてみた。
🕓 朝の支度が進まない!我が家の朝は戦場
朝は「着替えてー」「歯みがいてー」「ごはん食べてー」の繰り返し。
でも子どもたちはボーッとして動かない。
長男は考えごとをしてるのか、目は開いてるのに止まってる。
次男は気分がのらないと完全にフリーズ。
三男は兄たちの動きを見て様子見モード。
心の中では「早くして〜!」って叫んでるけど、ここで怒ると逆効果。
空気がピリッとした瞬間、ますます動かなくなる。
だから私は明るいテンションで声をかけるようにしてる。
「もう!早く!」じゃなくて、「着替えレースしよっか!」とか「お手伝いしてくれると助かる〜!」って感じ。
発達グレーの子って、親の気持ちの温度をすぐ感じ取るから、明るい声のほうが反応がいい。
これが、我が家の“朝スイッチ”のひとつ。
☀️ それぞれのタイプに合わせた“朝スイッチ”
うちの子たちは3人ともタイプがちがう。
同じ声かけでも反応が全然ちがうから、ひとりずつ合う方法を探してきた。
💬 長男:任せると動けるタイプ
「朝ごはん何があるん?」
冷蔵庫の中もごはんの場所も知ってるのに、なぜか聞いてくる。
ここで「自分で見てよ」と言うと動かないけど、
「何があるか探してみて〜!」と明るく言うと、炊きたてごはんを見つけて卵を割って卵かけごはんを作ったりする。
“やらされる”より“任される”と動けるタイプ。
上の子は「自分でできた」が何より嬉しいみたい。
🍞 次男:選択肢があると決めやすいタイプ
次男は迷いやすくて、決められないと固まる。
だから「何食べたい?」じゃなくて、
「パンもあるよ、チーズトーストもできるよ。コーンフレークもあるけどどれがいい?」
って感じで選択肢を出す。
決まればもう大丈夫。
「うーん…じゃあパン!」って言えた瞬間が、次男のスタートライン。
🧸 三男:兄たちと“同じ”で安心するタイプ
三男は「お兄ちゃんたちがやってること」がスイッチ。
「長男くんこれ食べるって!次男くんはこれだって!」
と言うと「ぼくもそれにする!」って動くことが多い。
“兄たちと同じ”ってだけで安心する。
末っ子あるあるかもしれないけど、これも立派な作戦。
🍚 我が家の朝ごはんストックリスト
朝のメニューで迷わないように、
「これがあれば何とかなる」という定番をストックしてる。
- 冷凍焼きおにぎり
- お茶漬け
- チーズトースト(食パン+とろけるチーズ)
- クロワッサン(コモの長期保存パン)
- 冷凍ピザ
- 卵かけごはん(納豆・明太子も人気)
- アンパンマンふりかけ
- コーンフレーク(チョコ・リング型・フルグラ系)
子どもってブームがあるから、その時ハマってるものは切らさない。
「いつもの朝ごはん」があるだけで、登校前の気持ちが安定するんだよね。
🧺 弁当と洗濯と声かけが同時進行
誰かがごはんを食べてる横で、私はお弁当を詰めて、
乾燥機にかけておいた洗濯物をたたみながら、体操服を渡す。
バタバタだけど、これがいつもの朝の流れ。
全部を完璧にやろうと思うとパンクする。
“同時進行で回す”くらいのゆるさがちょうどいい。
💧 水筒係という名の“朝の実験”
朝の支度にもうひとつ加わるのが、水筒づくり。
我が家は保育園児の三男以外、4本の水筒を毎朝準備してる。
小学生組は自分で持ち運べるように、
カバーをつけて首から下げられるようにしている。
麦茶のボトルと空の水筒をダイニングテーブルに並べてから声をかける。
「誰か水筒係してくれないかな〜?助けてほしいな〜」
すると、誰かが動いてくれる日もあれば、
全員スルーの日もある。
- 麦茶や氷を入れる
- 蓋をしめる
- カバーに入れる
- 玄関に持っていく
この4ステップを全部やってくれる日もあれば、
兄弟で分担してたり、
「玄関に持ってくくらいならやる〜」って言われることもある。
でも、そこは期待しすぎないのがポイント。
「やってくれたらラッキー」くらいのテンションで。
本気で時間がない日は自分でやったほうが早いけど、
少し余裕がある朝は、“係”という形で家族の一員としての役割を作ってみる。
今はまだ実験中だけど、
小さな手でも家の一部を動かしてるって実感を持ってくれたらいいなと思ってる。
🧃 我が家のおすすめ水筒|壊れてもパーツ交換できる安心感
うちはいろんな水筒を試したけど、結局タイガーやサーモスに落ち着いた。
理由はシンプルで、部品だけ買い替えできる安心感があるから。
うちの子たちは不注意が多くて、
パッキンをなくしたり、噛んでちぎったり、
蓋だけ壊したりすることもある。
安い水筒だと壊れた時にまるごと買い替えになるけど、
タイガーやサーモスならパッキンだけ・蓋だけ取り寄せできる。
これが本当に助かる…!
発達グレーっ子を育てていると、
「壊しても全部ムダにならない安心感」って、
地味だけどすごく大事。
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⏰ 見える化+アラーム活用で“時間感覚”を育てる
次男は時間の感覚がつかみにくくて、「あと5分」って言ってもピンとこない。
だから「ビジュアルタイマー」を置いて、残り時間を目で見えるようにした。
赤い部分が減っていくのがわかるから、
「はなかっぱ始まったら出発やで〜!」って声かけるよりも伝わりやすい。
…とはいえ、「はなかっぱ」が始まるのも、次男にとってはわかりやすい目安。
ただ、見てるうちに手が止まってしまうという落とし穴もあって(笑)。
だから今は、アニメではなくタイマーやアラームを**“出発の合図”**にしている。
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📱 タブレットのアラームも味方に
長男は学校から貸し出されているタブレットでアラームを活用中。
ポイントは、本人と一緒に設定すること。
「朝は何時に起きると間に合うかな?」
「何分までに着替え終わってたらスムーズかな?」
一緒に考えながらセットすると、本人の中に“見通し”ができる。
一度設定してしまえば、毎朝タブレットが勝手に鳴ってくれる。
母が「これなんのアラームだっけ?」ととぼけて聞くと、
「あっ、着替えやった!」と自分で気づいて動くことも。
“やらされてる感”がなくなるから、本人も前向きに動きやすい。
朝だけじゃなく、帰宅後もアラームは大活躍。
曜日ごとに設定できるから、
- 習い事の準備時間
- 出発時間
- 入浴
- 内服
- 就寝時間
こうした日課のタイミングも全部タブレットが知らせてくれる。
声かけの回数が減るだけで、親も子もかなりラクになる。
🌈 がんばりすぎない朝でいい
朝をうまく回すコツは、完璧を目指さないこと。
全部うまくいかなくても、「できたこと」を見つけるだけでいい。
「今日は自分でパン選べたね」
「時間通りに出発できたね」
小さな“できた”を積み重ねるだけで、朝がちょっとやさしくなる。
朝は修行の時間じゃなくて、1日のはじまり。
今日もなんとか出発できたら、それで100点◎


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