「次男の“やさしさ”が沁みる日々|凸凹の“凸”に目を向けてみたら」

凸凹育児(発達グレーゾーン)

日々の育児の中でつい目がいってしまうのは、「できないこと」「困っていること」。
特に、発達にでこぼこがあると、なおさら“凹”にフォーカスしてしまいがち。

でも、ふとした瞬間に思うことがある。
——この子の“いいところ”、ちゃんと見つけてるかな?って。

今回は、我が家の次男の「凸」、
やさしさと観察力がきらりと光る日常の一場面を紹介しようとおもう。

💡気づき上手な次男

次男は、身近な人の変化にとても敏感。

わたしが美容院から帰ってくると、髪型の違いにすぐ気がついて
「おかあさん、かわいい!似合ってるよ」ってにこにこしながら言ってくれる。

これってたぶん、
「おかあさん、どう?かわいくなった?」って私が聞いたり、
保育園の先生に「髪型変えたんですね、素敵ですね」って声をかけるのを見て
“変化に気づいたら伝える”ってことを覚えてくれたんだと思う。

気づいてくれるだけでも嬉しいのに、言葉にして伝えてくれるって、本当に沁みる。


🙇‍♂️挨拶と感謝を忘れない

バスの運転手さんに「ありがとうございました」と自分から言える。
洗い物中、コップを渡すときに「お願いします」ってちゃんと添えてくれる。

ご飯のあとには「いつも作ってくれてありがとう。おいしかったよ」なんて言葉も。

大人でもなかなかできないようなことを、
照れずに自然と口にできるその姿に、いつも驚かされてしまう。


🧸思いやりを行動で伝える

小さな子が遊びに来ると、すぐにその子が好きそうなおもちゃを見つけて「どうぞ」と差し出す。

「これで遊ぶといいよ!」って押しつけるんじゃなくて、
相手の表情を見ながら、ちゃんと“貸す”ことができる。

あと、私が「疲れた〜」とつぶやくと、
「おかあさん、すわりな。今日はラーメンにしたらいいよ」なんて優しさも。

なんだろう、
ちょっとした言葉や行動の節々に、しっかり“人を思う気持ち”がにじんでる。


🍳卵焼きと300円の涙

甘え上手な一面もありつつ、実は頼れる一面も持っている次男。

卵焼きづくりにハマったのは、年長さんのころ。
今ではひとりで上手に作れるようになりました。

(……ここだけの話、練習を始めた当時は鳥インフルエンザとかの影響で卵がめちゃくちゃ高くて。
1パック300円の卵を何個も落として割られて……内心泣いてました、ほんとに😂)

でも、それでも「もうやめなさい」と言わなくてよかった。
彼が挑戦したいと思ったことを止めずにいられて、ほんとによかったなと思う!


🛋️おわりに:いいところを、ちゃんと見ていこう

凸凹育児の日々は、どうしても“困っていること”に気を取られがち。
でも、その陰にはちゃんと「この子の良さ」が育っている。

気づく力
伝える力
人を思いやる力

それって、大人になってから一番必要になる力かもしれない。

これからも、できないことばかりじゃなくて、
「できていること」に目を向けていきたい。
そう思わせてくれる次男の優しさに、今日もちょっと泣きそうに⋯。

同じような毎日を過ごしてる誰かに届いてたらうれしいな。
わたしも今日も子どもに救われてる気がしてる。

できてないことに目がいきがちだけど、
気づけばちゃんと、育ってる。
ま、今日もよくやった。自分も、子どもも。
それだけで十分。

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