「今日どうだった?」って聞いても、返ってくるのは「ふつう。」ばっかり。
あれこれ聞いても、何を聞いても「ふつう。」の一点張りの長男。
だけど、懇談で先生から聞いた話には、知らなかった一面がたくさん詰まっていました。
普段は見えないけれど、ちゃんと成長してるんだなぁって実感できた、そんな去年の懇談の記録です。
去年の振り返り|長男編(当時小4)
去年の担任の先生は、とても穏やかな雰囲気の女性の先生でした。
だからなのか、長男も気を張らずに、安心して学校生活を送れていたように思います。
とはいえ、4年生にもなると会話がだんだん減ってくるお年頃で……
「今日どうだった?」「楽しかった?」
→「ふつう。」
給食のメニューについて聞いても
→「ふつう。」
先生どんな人?と聞いても
→「ふつう。」
……とにかく、なーんでも「ふつう」で返ってくる(笑)
普通ってなんだ!?
楽しかったの?美味しかったの?先生や友達とはうまくいってるの?
さらに聞いても「ふつう。」
──会話、成立しない……。
だからこそ、懇談は貴重なチャンス。
年に数回の“学校でのリアルな姿”を知ることができる大切な機会。
しかし!時間は限られている!
少し家での様子を簡単に伝えつつ、「何を聞いてもふつうしか言わないんです〜」と笑いながら話して、
その分、しっかりと学校での様子をたくさん教えてもらいました。
先生から聞いた長男のこと
懇談で先生から聞いたのは、私にはなかなか見えない、長男の学校での一面。
- よくしゃべり、元気いっぱい
- 苦手なトマトの日はちょっぴりテンション低め。でも一口は頑張って食べる
- 社会や理科の知識が豊富で、生活と結びつけて発表できている
→ そのおかげで、クラスの子たちも長男の話を楽しみにしているそう! - 「〇〇してから△△してね」という指示は、途中でど忘れすることもある
- 机の上に前の授業のものが残っていることが多い(これは低学年のころからの課題)
- 元気なクラスメイトたちと仲良し
- 掃除をよく頑張っている
- 友達にとても優しい
→ 保健室から戻ってきた子には、真っ先に「大丈夫?」と声をかけられる
さらに先生はこう話してくださいました。
「拗ねることもなく穏やかです。“もう知らない!”と投げ出すようなこともなく、きちんと取り組もうとしていますよ。」
……なんて素敵な言葉!
先生からの質問
懇談の終盤、先生が少し悩まれている様子でこんな質問をしてくれました。
「どこまで声かけしていいのか迷っています。
プリントをちゃんとしまっているか、落としたものを拾ったか……。
一つひとつの行動に、どこまで声をかけるべきでしょうか?」
支援級ならサポートの先生がいて、手厚いフォローがしやすいけれど、長男は普通学級。
そしてもう高学年。中学校を見据えて“自立の練習期間”でもある。
だから私はこう伝えました。
「最初に少し声かけをしてもらえたら、あとは本人に任せてください」
家では、細かなフォローは療育で補いながら、
学校では“みんなと同じ環境”で挑戦していく。
──それが今のわが家のスタンスです。
最後に
「ふつう。」ばっかり言う長男だけど、
先生の話を聞いていると、
彼なりに頑張っていて、ちゃんと関わって、優しさも見せていて。
胸がじんわり温かくなりました。
子どもって、見えないところでちゃんと育ってる。
そう信じて、これからも“少し見守って、あとは任せる”を大事にしていこう。
そんなふうに思えた、有意義な懇談でした。
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